『菩提寺』とは、先祖代々から法要などお付き合いのあるお寺のことを一般的に呼んでいると思います。
お墓があることが多いと思いますが、
お墓があるからといって必ずしもそのお寺が菩提寺であるとは限らないようです。
『菩提寺』にお墓のスペースがなかったり、遠かったりする場合は、
同じ宗派のお寺にお墓を作る場合もあるからです。
どのお寺が『菩提寺』であるかを知るには、年配の親族に聞いてみるか、
ご先祖の葬儀や法要のときにどのお寺の僧侶に来てもらっていたかでわかると思います。
『菩提寺』があるにもかかわらず何の相談もせずに、
勝手に近くのお寺で済ませて納骨だけしてもらうというのは、
『菩提寺』とのトラブルの原因となるので注意しなくてはいけません。
『菩提寺』が遠方にある場合などでも、葬儀の連絡は電話でもいいので必ずしてください。
僧侶がこれない場合は、同じ宗派のお寺を紹介してもらうか、
他のどの宗派にお願いすれば良いかを聞いて、
その後に初めて葬儀社に適当なお寺を紹介してもらうという手順が良いと思います。
ところで、『菩提寺』とはどんなお寺の事なのでしょう。
菩提寺の“菩提”とはさとり、めざめを意味する梵語(サンスクリット語)です。
この梵語の発音に漢字をあてたのが、“菩提”です。
つまりさとり、めざめのために建てられたお寺を菩提寺といい、
家族や親類、また縁の深かった人などが
「どうかお釈迦さまのようにさとれますように、めざめられますように」と、
こうした人々の切なる願いによって建てられたお寺が菩提寺という事です。
『菩提寺』がある人のお葬式については、注意点なども含めお話しましたが、
ない場合で、仏式の葬儀をあげたいという方は、僧侶の手配を考えなくてはいけません。
葬儀社にお願いすれば、希望の宗派の僧侶をすぐに手配してくれますが、
僧侶の中には、葬儀専門の派遣僧侶と呼ばれてトラブルの元となっている僧侶もいます。
もちろん派遣僧侶たちのすべてが問題があるというわけではありませんが、
いろいろなトラブルがあるというのも事実のようです。
私どもではそのような事のないように僧侶の紹介はさせていただいていますが、
僧侶の立場などしっかりと把握した上で頼まれる事をお勧めします。









