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意外と知らなかった「神式」での葬儀

神仏を特に尊ぶ習慣のある私たち日本人なのですが、葬儀となると「神式」に出逢う事はあまりないかもしれませんね。
結婚式やお正月の初詣など神社とは縁がないわけでもないのですが、お葬式となると仏式で…というイメージがあるのは確かですよね。
でも、もちろん「神式」での葬儀を行う方もいらっしゃいます。
では、神式とはいったいどんなものなのでしょうか。

「神式」ではすべてまつりととらえ、花や音楽や踊りなどで悲しみを紛らわします。神職(神官・神主)が祭事を執り行うため、神道では葬儀とは呼ばず「神葬祭」と呼ばれます。
悲しみや不幸を禊祭(みそぎまつり)や霊祭等により浄化するのが目的です。
仏式の通夜にあたる「通夜祭」の後、「遷霊祭」では御霊写し(みたまうつし)という儀礼を行います。これは式場内の照明を落とし、故人の魂を霊璽(れいじ)に遷し留める儀式です。
霊璽と言うのは仏教での位牌に当たるものです。
また、祭壇にはお供え物であるご神饌を準備します。
洗米、酒、餅、海魚、川魚、海菜、野菜、果物、菓子、塩、水が原則とされています。

仏式の告別式に当たるものは「葬場祭(そうじょうさい)」と呼ばれます。
斎主に神職を迎えて自宅や斎場で行われ普通神社では行いません。
仏式のように焼香ではなく参列者は御霊前に玉串奉奠(たまぐしほうてん)をします。
玉串奉奠なんていわれても何の事かはわかりませんよね。

神道で神前に玉串(榊の枝葉)を捧げ奉じて拝礼することなんですが、気持ち的には焼香をするときの気持ちと同じでいいと思います。
もし、「神式」の葬儀に参列する事があるようなら、玉串奉奠のことは頭に入れておいたほうがいいかもしれませんね。簡単な作法くらいは覚えておくといいと思います。

仏教でいう戒名のようなものは在りませんので、俗名を用います。
また「神式」では、仏式の四十九日にあたる五十日祭や百日祭・一年祭などがあります。特に一年祭は丁重におこなわれるようです。
あまり触れる機会のない「神式」のお葬式ですが、「まつり」という言葉で象徴される葬儀の流れは、日本人がもつ心とあっているようにも思います。
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