お葬式において、葬儀・告別式が終わってしまえばひと段落という気持ちになるのは確かですね。
会葬者の多くは火葬場へ行く故人を見送って葬儀は終わってしまいます。
でも、ご遺族にとってはまだ終わったわけではありません。
告別式が終わると出棺され会葬者に見送られたご遺体は霊柩車で火葬場まで運ばれます。
喪主、ご遺族、故人と近しい関係の方の順序で分かれて車やハイヤーに乗車してその後に続きます。
人数の多い場合などマイクロバスを利用される事もあります。一般的には僧侶にもご一緒してもらう事が多いようです。
ここで、あまり知る機会のない火葬場での一連の流れについてお話します。
火葬場へ到着後すると、火葬場の職員がお棺を載せる台車に霊柩車からお棺を載せて、炉前(告別ホール)に移動します。
お棺が火葬炉に納められた後、炉前で、参列者は故人と縁の深い順に焼香を行い、最期のお別れをします。
僧侶が同行されている場合はその前に、読経をしてもらいます。ここが本当に最期のお別れという事になります。
火葬時間は40分程度から2時間程度までと火葬場によって異なってきます。
会葬者には待ち時間に、休憩室で飲み物とおつまみを供す場合と、お弁当を振る舞う場合があります。
またこの機会を利用して「精進落とし」をする場合もあります。
「精進落とし」とは、もともとは故人への供養として、酒や生ものを口にしないというご遺族のお勤めの事で、忌明け(亡くなられてから49日間)まで行いました。
そして、精進を終える日に「精進落とし」(「精進あげ」「忌中払い」など)の会食を催しました。
でも最近では「葬儀式後の会食」や「初七日法要の会食」を「精進落とし」の席としているようです。
なんとなく形だけが残ったような気もしますが、出来れば本来の意味を感じて「精進落とし」をしてもらいたいと思います。
荼毘に付された後には、「骨あげ(「拾骨」)」を行います。
これで火葬場での儀式は終わりですが、故人のご供養としてはまだまだやることはあります。でも、ひと段落というのは確かな事だと思います。









