どんな事にもそれぞれ役割と言うものがありますよね。
それが、儀式的なことや仕事の事、日常の事や私的なことにおいてだとしてもそうだと思います。それは人であっても同じでしょう。
私にも私にしか出来ない役割というものがあると思っています。それを信じて皆様のお役に立てるよう心がけています。
さて、どんな物事にでもそこにしかない重要な部分はあると思うのです。
お葬式において重要なものは告別式だと考えがちですが、小さな儀式の一つ一つが重要なものなのは間違いないことだと思います。
今日は、告別式の後にある大切な儀式についてお話します。
出棺に先立っての「お別れの儀式」です。
この儀式は、葬儀においてある意味での最初で最期のお別れの儀式と言えるかもしれません。
ご遺族やごく親しい親類縁者などの会葬者の方がお棺を囲み、祭壇やお棺の周りに飾られていた供花を ご遺体の周囲に捧げる「別れの花」と呼ばれる儀式です。
「別れの花」と言う行為で本当にお別れをするんだと言う実感をもたれる方も多いのではないでしょうか。故人のお顔を見られる最期の時間でもあり大切な一瞬です。
故人の周を花でいっぱいにしてお見送りをします。
私は、どんな人でもきっと『花』は好きなんだと思います。
『花』は、人と多くかかわりを持っていますよね。昔からいろんなシーンで人は『花』を贈ります。
とくに喜びや哀しみの儀式の中では欠く事のできないものだったようです。
いろんな思いを相手に伝える「こころの道具」とさえ言われているくらいです。
そして、最期のお別れのときにも『花』でお別れをして、『花』に包まれて旅立っていかれるのです。
私も出棺の前にお棺に「別れの花」を捧げた経験があります。もう何年もたちますが、そのときの事はやはり印象深くこころに残っています。
この「別れの花」と言う行為は、キリスト教式などでの一般的な献花とは違った部分もあるように思います。
もっと近しいお別れのような気がします。これは個人的な感想ですが…。









